学術ニュース  2008年04月24日 18:18

■工 斎藤さん特別研究員 特殊コンクリート強度向上

 工学部の斎藤俊克さん(工学研究科博士後期課程3)がこのほど、日本学術振興会の特別研究員に選ばれた。ポーラスコンクリートと呼ばれる特殊なコンクリートの耐久性を高める研究が認められた。工学部で特別研究員に選ばれたのは、斎藤さんが初めて。

 同振興会の特別研究員制度は、優れた若手研究者が研究に専念できるよう毎月の奨励金のほか毎年150万円以内の研究費を補助する。期間は4月1日から2年間。将来を担う優れた研究者となることが十分期待でき、研究計画を遂行できる能力や研究の業績が優れていることなどが選考基準となっている。
 ポーラスコンクリートは通常のコンクリートより、粒の粗い砂利を多く含むため、すき間が空いていて、水はけが良いが、耐久性は劣っている。斎藤さんは、ポーラスコンクリートを作る際に砂利の長径よりも長い繊維を混ぜてやれば、より強い耐久性が得られ、繊維の混入割合を調整することで耐久性もコントロールできることを明らかにした。
 ポーラスコンクリートは水はけが良いことから道路などでの使用が増えている。斎藤さんの研究が実用化すれば透水性を保ったまま、これまで以上に耐久性がある道路を作れるようになる。
 斎藤さんの話 今後は、繊維補強したポーラスコンクリートの合理的な設計方法を見つけ、利用促進や用途拡大を図りたい。

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