学術ニュース  2008年03月26日 15:51

■生物資源科  国際シンポ開催 アジア農村の環境問題討論

 生物資源科学部国際地域研究所は2月22日、第23回国際シンポジウムを同学部中講堂1で開催した。林幸博同研究所教授(環境生態学)や京都大学の田中耕司地域研究統合情報センター長ら5人がアジア農村の環境やエネルギー問題などを論じた。

 林教授は、インドネシア西ジャワ州にあるチハウク村での環境保全対策の実証試験について報告。チハウク村は海抜1600メートルにあり、1327世帯約4900人の村人が住む。このうち1127世帯は耕作地を所有しておらず、違法な森林伐採によって耕作地を確保し生計を立てざるを得なくなっている。高地の森林が伐採されると地下水がたまらず、ふもとの集落へ流入する生活用水が止まってしまう。こうした状況を改善しようと、林教授は高地の低温環境に適したイチゴなどを居住地の庭先で栽培し生計を立てることを提案した。取り組みは2002年に開始、現在では同村の約300世帯がイチゴなどの栽培に従事するようになったという。

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