総合ニュース  2007年12月27日 16:01

■文理 スポーツ界をリードせよ 体育学科創設50周年シンポ 元五輪選手が集合

 文理学部体育学科創設50周年を記念する「スポーツと私」と題したシンポジウムが11月23日、同学部百周年記念館ニューアリーナで開かれた。五輪などで活躍した同学部のOB・OGらが招かれ、現役時代の思い出や母校への期待を語った。特別講演では「フジヤマのトビウオ」として知られる古橋広之進名誉教授が自身の水泳人生を振り返り「数々のトップアスリートを輩出してきた本学が、日本のスポーツ界をリードすべきだ」と力強く語った。11月15日から30日までは「世界を魅了した日大文理のアスリート列伝」と題した展示会が資料館展示ホールで開催された。


 

 シンポジウムは文理学部の野口智博准教授(水泳)が司会を務め、ロサンゼルス五輪で金メダルを獲得し、レスリング部監督で生物資源科学部の富山英明准教授(スポーツ実技=1980年卒)、ソウル、バルセロナ五輪で銅メダルを取った体操部コーチで芸術学部の西川大輔准教授(体育=93年卒)、ソウル五輪水泳・シンクロの銅メダリストでスポーツコメンテーターの小谷実可子さん(89年卒)、シドニー五輪柔道で金メダルに輝いた格闘家の滝本誠さん(97年卒)ら4人のメダリストが講演した。
 小谷さんは「ソウル五輪の開会式で旗手を務めたとき、会場の熱気に圧倒された。その衝撃は今でも覚えている」と現役当時を振り返った。西川准教授は「学部の食堂のおじさんが親切で、会うたびに応援してくれた。学生時代に出会った人々の支えが今も自分の糧になっている」と語った。
 質疑応答では、聴講者の1人が「生まれ変わっても同じ競技の選手になりたいか」と質問。滝本さんは「柔道はもう嫌です」とかわし、「勝利を義務付けられるのはつらい。プレッシャーだった」と話した。富山准教授は「本学は日大スポーツの活躍で一つにまとまれる。期待に応え、結果を残してほしい」と現役学生にエールを送った。
 水泳の中長距離で数々の世界記録を樹立した古橋名誉教授は、終戦直後の貧しい環境の中で競技を続けざるを得なかった波乱の人生を振り返った。今後の日大スポーツの在り方について「日本のスポーツ界をリードすべきだ。強い志を持ち、努力を惜しまず頑張ってほしい」と激励した。
 講演会を聴講した後藤俊介さん(文理・社会2)は「偉大な先輩の貴重な話を聞けて良かった。この経験を競技に生かしていきたい」と話した。
 展示会では体育学科出身のアスリートが獲得したメダルなどが展示されたほか、選手の活躍を映像で振り返るコーナーなども設けられた。

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シンポジウムに招かれた(左から)富山准教授、西川准教授、小谷さん、滝本さん

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特別講演する古橋名誉教授

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