サークルニュース  2007年08月09日 17:43

■鳥人間コンテスト 琵琶湖の強風に泣く 理工4位、生産工6位

 日本テレビ系列の民放局が主催する「第31回鳥人間コンテスト」が7月28、29の両日、ジ賀県彦根市の琵琶湖東岸で開催され、人力プロペラ部門に出場した理工学部航空研究会(安藤貴一キャプテン=航空宇宙工3)は4位、滑空部門に挑んだ生産工学部航空研究会(上田翔太キャプテン=機械工3)は6位に終わった。両チームとも、目まぐるしく向きを変える琵琶湖の強風に泣いた。

 理工航空研は離陸後、強風にあおられ機体が傾き、予定のコースを大きく外れ例年の記録を大きく下回る1390・40メートルで着水。生産工航空研は向かい風の中、高度を抑えた飛行で距離を伸ばしたが192・14メートルの平凡な記録にとどまった。

まさかの着水 
 ◇…「こんな日大理工学部はここ数年、見たことがありません」。番狂わせともいうべき結果を伝える場内アナウンスが響いた。V奪回にかけていた関係者にはとうてい納得できない内容だった。
 全16チーム中4番目のフライト。前に飛んだ3チームはすべて40メートル未満の記録。どのチームも沖の風の状態がつかみ切れなかった。しかもフライト前には、前日中断された滑空部門の残りの競技が行われた。時間の経過とともに風の状況はどんどん変わっていった。
 プラットホーム上の赤旗が「飛行可能」を示す白旗に変わり「M●we(メーベ)」(●は「o」に「¨」)が離陸。離陸直後は安定した飛行だったが、いきなり左からの風で機体が流された。「この程度の風なら直せる」と、パイロットの中村聡之さん(航空宇宙工3)は冷静だった。
 しかし、風にあおられた機体は左に右に流され、ついにコントロール不能に。まさかの着水に「悔しいという言葉しかない」と唇をかむ中村さん。安藤キャプテンは「あそこまで飛べたのはパイロットのおかげ。感謝したい」と健闘をねぎらった。

内容には満足
 ◇…「悔いはない。満足です」と、昨年よりも順位を四つ落とす6位という結果にも、生産工航空研の設計者の高橋朋哉さん(機械工3)は笑顔で語った。
 初日の正午すぎは風もなく新記録が続出。しかし、天候が急変しフライト順が最後から3番目だった同会の飛行は翌日に延期。「状態は良かった。昼に好記録が出ていたので、いけると思ったのだが」と上田キャプテン。
 翌日は濃霧と風。決して恵まれた条件ではなかった。離陸後、向かい風で機体が浮き上がった。「このまま飛ぶと進まない」と、機首を下げて高度を抑えた飛行を試みた。機体は水面をはうように進んだが200メートル手前で力尽きた。
 「操縦は難しかったが、この風の中で良い結果を出せた」と、パイロットの莅戸(のぞきど)祥人さん(電気電子工3)。
「結果はともかく、この内容は今後につながる」と、高橋さんもあくまで前向きな姿勢だ。同会の悲願の初優勝への挑戦は続く。
 【テレビ放映】9月6日(木)午後7時から日本テレビ系列局で放送予定。

鳥人間3.jpg
琵琶湖の風はメーべに味方しなかった

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