スポーツニュース  2007年06月28日 17:08

■レスリング全日本選抜 高塚が初戦で敗退 世界選手権に出場ならず

 レスリングの明治乳業杯全日本選抜選手権が6月9、10日に東京・代々木第二体育館で行われ、昨年の世界選手権銅メダリストで男子フリースタイル60キロ級の高塚紀行(文理4=茨城・霞ケ浦高)は初戦で敗退、世界選手権出場を逃した。同84キロ級に出場した山縣養一(同=神奈川・付属藤沢高)と同96キロ級の畑俊輔(経済4=同)はそれぞれ3位となった。

 高塚は初戦で清水聖志人(クリナップ)と対戦。第1ピリオドは0―0のまま延長戦となったが、相手に1ポイント奪われ同ピリオドを落とした。続く第2ピリオドではバックで1ポイントを奪われ、そのまま敗れた。
 山縣は1回戦で、永田裕城(文理1=京都・網野高)との同門対決を制し、2回戦で伊藤拓也(早大4)を破ったが、準決勝で鈴木豊(自衛隊体育学校)に敗れた。
 畑は、1回戦で内藤光祥(文理2=日本工大付属東京工高)に2―0で勝利し、2回戦で湯川栄光(ジャンボグループ)に勝ったが、準決勝で小平清貴(警視庁)に0―2で敗れた。
 富山英明監督の話 高塚は試合で腕を取られ、動きを止められてしまった。世界選手権3位ということが負担になっていたのかもしれない。山縣は教育実習中にもかかわらず、結果を残すことができた。畑も良い試合をしていたと思う。

真価問われる 
 ○…高塚は1月に行われた全日本選手権でも優勝を逃しており、今大会で勝てなければ、世界選手権はおろか北京五輪出場にも黄色信号が灯る。本人はひたすら練習に励んできたが、1ポイントも取れないまま、まさかの初戦敗退だった。
 対戦相手の清水は高校の先輩でもある。今も全日本の合宿でスパーリングすることがあり、互いに手の内は知り尽くしている。高塚は「負ける気はしなかった」と振り返ったが、組手がうまい清水は、付け入るすきを与えなかった。
 「まだ気持ちが切り替えられない」。高塚の敗退に大勢の記者が群がったが、ショックからインタビューに答えることはできなかった。大会終了後「もっと練習しないと駄目だ…」とつぶやくように話した。
 来年の北京五輪に出場するためにもこのままで終われない。昨年の世界選手権銅メダルに輝いた男の真価が問われている。

レス 全日本.JPG
初戦でまさかの黒星を喫した高塚(左)

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