サークルニュース  2007年06月28日 16:04

■第38回英語弁論大会 平和の尊さ知って 橋本さんが2年連続優勝

 第38回日本大学英語弁論大会が6月9日、日本大学会館601講堂で開かれ「Issues about Peace」と題して戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えた橋本直也さん(医5)が優勝した。橋本さんは2年連続の優勝。大会には法、理工など10学部の予選を勝ち抜いた18人が出場した。

 橋本さんは、ポーランドのアウシュビッツ博物館を訪れた経験から、日本人の平和意識が低下しているのではないかと問いかけた。
 2位は好奇心を持つことの重要性を説いた前嶋拓也さん(国際関係・国際交流3)。3位には、いじめ問題を論じた発知(ほっち)来未さん(同)が入賞した。 

戦争忘れない
 ◇…旅行が趣味でバッグパッカーとして世界中を回っている。昨年の冬にはオーストリアなど中欧諸国を旅行した。たまたま訪れたポーランドのアウシュビッツ博物館で、ナチスによる集団虐殺が行われたガス室や処刑者の毛髪で編まれた布を目の当たりにした。「人間はこれほどむごいことができるのか」と鳥肌が立った。
 あらためて平和を考え直す貴重な体験をした一方、日本人の来館者が他国に比べ、少ないことを知り、情けない思いをした。「日本人は平和に関心が薄いのではないか」という疑問が浮かんだ。歴史から学ばなければ、再び過ちを犯してしまうかもしれない。過去の悲惨な出来事を忘れないためにも訪れてほしいと思い、平和を訴えるスピーチをしようと決めた。
 発表では自分の考えをはっきりと伝えることを大切にした。評価されようとして、考えを曲げたくもなかった。「戦争のつめ跡を伝える施設に行き、自分たちで平和を築くという強い意志を持とう」。主張を明確にし、観客に訴えた。
 まったく期待していなかったが、2年連続の優勝を果たした。しかし、結果は二の次と感じている。「観客が平和を考えるきっかけになったらうれしい」。笑顔に達成感が満ちていた。

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