総合ニュース  2007年06月02日 11:57

■学生実態調査 満足度上位に図書館 学食に不満あり依然4割 

 3年に1度、本学学生の意識や行動を調査する学生生活実態調査報告書の2006年度分がこのほどまとめられた。前回調査から大きな変化はなく「日大に入学して良かった」との回答が約7割に達したほか、「満足度が高い」のトップ項目に「図書館の整備・雰囲気」が挙がった。一方、不満項目では、前回に続き4割近くが学生食堂の混雑やメニューを挙げた。
 

 調査は昨年6月、本学の学部生約7万7000人から無作為で抽出した9431人を対象に実施。5841人から有効回答を得た。
 報告書は、学生生活委員会(委員長=石井進副総長・生産工学部長)と学生生活実態調査委員会(同)がまとめた。
 本学に対して満足している上位2項目には、前回と同じ「図書館の設備、雰囲気」(29・7%)、「保健・体育科目の授業内容」(25・4%)が顔を出した。一方、不満足の項目では「学生食堂のテーブル数」(39・5%)、「学生食堂のメニュー・値段」(26・5%)が挙がった。前回調査でも「学生食堂のテーブル数・混み具合」(38・8%)が1位に挙がっており、4割近い学生が学食の混雑度などに不満を抱き続けていることが浮き彫りになった。
 「今の学部に入って良かった」との回答は72・4%。「日大に入って良かった」は70・3%に上り、7割以上の学生が本学入学に満足していることが明らかになった。しかし「子どもも日大で学んで欲しい」との回答は18・8%にとどまった。
 IT時代を反映して「日大のホームページ(HP)をよく見ている」は15・9%から23・5%に、「学部のHPをよく見ている」は24・8%から39・1%にそれぞれ増えた。

解 説 
 満足項目では、1、3、5位に図書館に関する事項が挙がった。休講・空き時間の過ごし方への質問でも「図書館へ行く」(51・1%)がトップ。多くの資料が集まり、静かに自習できる環境が評価されたとみられる。
 法、文理、経済、商、芸術、国際関係、理工、生産工、工の9学部では「学生食堂のテーブル数が少ない」という不満項目がトップだった。歯、薬の2学部でも同じ不満項目が2位に挙がった。どの学部の学食も昼休みになると大勢の学生が長い列をつくる。中に入れない者は、仕方なくキャンパスを出て食事をしているのが現状だ。できれば、昼休みには自分の大学でゆっくりと食事をしたいという願いをどの学生も持っているはず。学生生活の「食」にかかわるサービスの改善を望みたい。
 他の不満項目では「他学部の教員・学生の交流」(25・7%)、「他学部の催しなどの情報入手」(20・7%)、「他学部の授業との単位互換」(18・1%)などが挙がった。キャンパスが分散する本学ならではの問題点だが、この問題を短期間で解決することは難しいだろう。小嶋勝衛総長・理事長は以前に本紙とのインタビューでお茶の水キャンパス整備計画として「全学部のアンテナ・キャンパスを集中させたい」との構想を明らかにしている。その実現に期待したい。
 同調査の目的は「大学の学生に対する方策の一助にする」とうたわれている。調査を基に問題が改善されることを心待ちにしている。 本田健介

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.