学術ニュース  2007年06月01日 21:37

■理工 独自のドーム型構造物 斎藤教授が伊大使館で披露

 イタリア文化をアピールするイベント「イタリアの春・2007」の開会式が3月19日、東京都港区の同国大使館で開かれ、理工学部の斎藤公男教授(空間構造デザイン)が考案したドーム型構造物「バイオ・ストラクチャー」が17日から2日間披露された。

 

 同イベントは、日本とイタリアの友好関係を深めるため、全国各地でイタリア文化に関する展覧会やシンポジウムなどを1年間にわたって行っていく。昨年5月にイタリアのアルミニウム普及団体「Edimet Spa」が主催するアルミニウム構造物国際賞(アルプロゲット賞)の最優秀賞を受賞した同教授に参加を招請した。
 構造物は、斎藤教授の研究室生らが骨組みを組み立て、半透明の膜材を張り準備。駐日イタリア大使のマリオ・ボーヴァ氏が送風機のスイッチを押し、筒状の膜を膨らませ、高さ5メートル、約100平方メートルのトンネル型のアーチが完成した。
 バイオ・ストラクチャーはトンネル状のドームで、アルミニウムの枠とワイヤでできた骨格を膜材で覆っている。骨格の形を変えることで拡大、縮小が可能になり、長方形や円形などさまざまな形のドームを建てることができる。今回は「虹のアーチ」と題したイタリアの橋をイメージしたかまぼこ型のドームを設計した。
 ドームは畳1畳分ほどにまとめられるので、トラックなどで手軽に搬送できる。災害時の避難場所として使用することが主な目的だが、イベントなどにも利用されている。2005年に愛知県で開催された日本万国博覧会(愛知万博)では、休憩所として使われた。

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