学術ニュース  2007年02月03日 16:26

■関東関西10私大フォーラム 産業界に成果還元

 関東と関西の私大が共同で開催する「第3回関東・関西10私大産学連携フォーラム 新産業創出と大学間連携」が、昨年12月19日に日本大学会館で行われ、企業関係者ら合わせて300人が参加した。

 同フォーラムは、大学での研究成果を産業界に還元することを目的に2004年から始まった。今年は、関東から本学のほか中央大、東京電機大、明治大、慶応大、早稲田大の計6校が参加。関西からは関西大、関西学院大、同志社大、立命館大の4校が参加した。
 今回は会場を二つに分け、A会場では講演会や研究発表を行い、B会場では各大学のブースごとに研究成果をパネルで展示した。
 A会場では、内閣府総合科学技術会議議員の柘植(つげ)綾夫氏が「イノベーション創出能力強化と人材育成~知の創造と価値創造の結合強化に向けて~」のテーマで基調講演した。柘植氏は日本が真の科学技術創造立国になるためには、社会や経済的価値に結び付くイノベーション能力の強化が必要となると強調。さらに「国の研究と私学が連携し、知の創造と社会・経済価値との結合の場だけではなく、人材の育成にも尽くしてほしい」と語った。
 続く研究発表会には、各大学から一つずつ研究所などが参加。慶応大の「ナノ蛍光体に関する基盤技術の構築と展望」から始まり、約4時間にわたって発表した。本学からは薬学部の草間貞教授(機能形態学)が「N―methyl―D―aspartate 受容体活性を阻害するポリアミン誘導体の開発―アルツハイマー病治療を目指して」というテーマで講演した。進行性の神経変性を伴う、アルツハイマー病に効果があるとされるポリアミン誘導体の神経細胞の保護効果などについて説明した。
 B会場では、大学以外にも、新エネルギー・産業技術総合開発機構などのブースも設置。パネルなどが展示され、大勢の人でにぎわっていた。ほかにも、会場の外に相談コーナーを設け、企業からの質問などに関しても対応していた。

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