学術ニュース  2007年02月03日 16:25

■理工 高田教授の研究が貢献 鎌ケ谷市の事故現象

 理工学部の高田邦道教授(副理事長、交通工学・流通工学・都市計画)の研究が千葉県鎌ケ谷市の交通事故の減少に大きく貢献している。

 同教授は2000年から、鎌ケ谷市をモデルとした「交通事故半減プロジェクト」を進めてきた。これまで自治体が活用してこなかった警察の事故情報や、住民が交通事故の危険性を感じて「ヒヤリ」とした場所などの情報を分析し、住民に公開。こうした情報を基に鎌ケ谷市と共同で「交通事故ハザードマップ」を作製、インターネット上で公開した。そのほか、事故を防止する対策を自治体や住民とともに議論し、車両の減速のために交差点にこぶのように盛り上げる「ハンプ」を設置する舗装なども導入した。その結果、交通事故が市道で4割、交差点で6割ほどが減少。住民参加で即効的な対策をとる先駆的な取り組みと評価され、国土交通省から補助金も得た。
 高田教授は、昨年12月に千葉県鎌ケ谷市役所などで開催された市川、鎌ケ谷、白井の3市合同交通安全キャンペーンでも、最終日の公開意見交換会に参加。今後は、3年計画で市川、白井両市にもプロジェクトを拡大し、人口が違っても効果が得られるかを試す。同教授は1990年代から交通事故件数を減らすための研究に取り組んでおり、国際交通安全学会の顧問も務めている。
 高田教授の話 交通事故の防止には自治体や市民の協力が必要。プロジェクトの効果も出てきており、全国的に広めたい。

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