学術ニュース  2007年02月03日 16:21

■量子科研 井上教授らの暗号通信研究 米専門誌に論文掲載

 量子科学研究所の井上修一郎教授(量子力学演習)らの量子暗号通信に関する論文が、米国の光学専門の科学誌「ネイチャーホトニック」のホームページに、最近の優れた研究成果の一つとして掲載された。

 同教授らは昨年2月に、盗聴も解読も不可能な「究極の暗号」といわれる量子暗号通信で、世界最高速動作の光子検出器の開発に成功した。量子暗号通信は、光ファイバーを通して光子という極めて微弱な信号を送る。これまでの光子検出器技術では、10メガヘルツ程度が精いっぱいで実用的な通信速度を得ることは不可能だった。しかし、同教授らは改良を重ねることで従来より約80倍速い800メガヘルツの動作を可能にし、実用化に近い段階まで研究を進めた。
 この研究をまとめた論文は昨年5月に、米国光学会が発行している電子ジャーナル「オプティクスエクスプレス」にも掲載された。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.