学術ニュース  2006年12月19日 21:14

■理工 庄司教授ら優秀論文賞 小型エンジンの研究認められ

 小型エンジン技術会議(SETC)が11月13日から16日まで、米テキサス州クラウンプラザで開催され、理工学部の庄司秀夫教授(熱力学)らが発表した論文「高圧縮2比ストローク機関を用いたHCCI燃焼の研究」が優秀論文の一つに選ばれた。

 「小型エンジン」とは、オートバイや平均時速80キロで海上を走るマリンジェットなどに取り付けられているエンジン。今回の会議では108件の論文が発表され、庄司教授らの研究は5番目に優れた論文に選ばれた。
 論文のテーマはガソリンエンジンの燃焼方式である「予混合燃焼」とディーゼルエンジンの「圧縮着火燃焼」を合わせた「予混合圧縮着火(HCCI)燃焼」。予混合燃焼は、燃費は悪いが排気ガスの中の有害物質が少ない。圧縮着火燃焼は、多くの有害物質を含む排気ガスを出すが、燃費は良い。HCCI燃焼は、二つの利点を併せ持つ環境にやさしく燃費の良いエンジンに道を開くと期待されている。
 しかし、今のところHCCI燃焼から得られるエネルギーやエンジンの回転数は小さく、実用化にはさらなる改良が必要とされる。
 発表者の一人である飯島晃良副手は「展示品や発表を通して、さまざまな国の人の研究内容を知ることができてよかった。滞在中に、たくさんの研究所を見学できて勉強になった。大学院生にとっても良い刺激になったと思う。次回の研究の糧にしたり、アイデアの参考にしていきたい」と話した。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.