スポーツニュース  2006年12月02日 20:20

■ボクシング 全日本王座 3年ぶりに王座奪還

 ボクシングの第60回全日本大学王座決定戦は10月28日、山形県新庄市体育館で行われ、本学は近畿大学リーグ1位の関西大を全勝で下し、3年ぶり20度目の王座に輝いた。最優秀賞に向井寛史(経済3=南京都高)、技能賞に佐藤祐平(文理3=付属山形高)が選ばれた。同決定戦は、関東大学リーグと近畿大学リーグの1位が出場し、8階級11試合で勝敗を争う。本学は3年ぶりの出場。

 最初のライトフライ級を判定で勝利し、続くフライ級も亀井寿氏(経済4=愛媛・新田高)が満点を出し、判定で勝った。同級の山田有(同=北海道・札幌工高)は相手選手をタオル投入に追い込み、3回32秒でTKO勝ち。その後もポイント勝ちを収めた。リーグ戦で階級賞を獲得したウエルター級の石山俊朗(生物資源科3=新潟・高志高)も相手の主将に勝利。最後のミドル級、菊地智則主将(商4=栃木・作新学院高)が3回1分49秒に相手の失格で勝ち、全勝した。

後輩に敗れて奮起
 ○…最優秀賞のトロフィーを受け取った向井は苦笑いを繰り返した。「自分が最優秀賞とは思わない」―。納得がいかない表情で語った。理由は明らかだ。同じバンタム級の後輩、上林巨人(文理2=広島・広陵高)の存在だ。
 向井は今まで公式戦で上林に一度も勝ったことがない。今年5月から7月まで行われた関東大学リーグでは、1枠しかないバンタム級を上林に奪われた。ショックだったが、フェザー級として出場した。上林は全5試合に出場し全勝。向井は2試合に出場し、いずれも敗れた。本学としては3年ぶりの総合優勝を果たしたが、向井の気持ちはどん底まで落ちた。「最悪」だった。
 立ち直るきっかけは、10月に兵庫県で行われた国体だった。向井はバンタム級の準決勝で、ライバル上林との同門対決に臨んだ。上林の強烈なパンチで3回RSC負けだった。しかし不思議なことに、向井に熱い闘争心をわかせた。「もっと戦いたい。上林を倒したい」
 決定戦ではバンタム級が2枠設けられ、向井は上林とともに出場。「負ける気がしなかった」と振り返る。相手から距離を置きながら積極的に攻める得意の戦法で、判定勝ち。それでも「簡単に勝てた相手だったのに時間がかかってしまった」と不満を口にした。
 11月に行われた全日本選手権では、再び敗れたが「上林を倒すまではボクシングをやめられない」と宣言した。上林を倒したときにこそ、会心の笑顔を見せるはずだ。

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