スポーツニュース  2006年12月02日 20:18

■野球 秋季リーグ戦 19季ぶり2部に降格

 野球の東都大学秋季リーグ戦は東京・神宮球場で行われ、本学は4勝9敗勝ち点1で最下位に終わった。11月5、6日に1、2部入れ替え戦が行われ、2部1位の専大と対戦して連敗。1997年秋季以来、19季ぶりの2部降格となった。

 初戦は、初回に相手の失策で1点を先制したが、五回に右前適時打で同点に追いつかれた。延長十二回、4番手の山口幸太(経済4=佐賀・厳木高)が決勝適時2塁打を浴び、1―2でサヨナラ負けを喫した。
 第2戦は、連投した篠田純平(同3=群馬・前橋商高)が二回にソロ本塁打を浴び、四回にも1点を失い降板。打線も専大の投手リレーの前に、散発5安打に抑えられた。2季連続で首位打者を獲得した3番長野(ちょうの)久義主将(生産工4=福岡・筑陽学園高)も2試合で8打数無安打と不振で、2―7と完敗した。
 試合後、長野主将は「希望のプロ球団が1チームある。すべては監督に任せている」とプロ入りの意向を明らかにした。インターコンチネンタルカップから帰国後の21日に大学生、社会人ドラフトに臨む。

天罰が下った 
 ○…1敗して後が無くなった第2戦、投手陣が崩壊した今季を象徴するような敗戦だった。「やっぱり、天罰が下ったんだよ」。試合後に鈴木博識監督が漏らした苦い本音だ。
 鈴木監督は昨秋から「これでは2部に落ちる」と言い続けてきた。理由は「野球に対する態度」だった。選手同士が激しく競い合うことがなく「仲良しクラブになってしまった」
 兆候は昨秋からあった。当時は畠山太(2006年経済卒=富士重工業)をはじめとする投手陣の奮闘で辛うじて踏みとどまったが、今年は服部大輔(同2=京都・平安高)ら投手陣が防御率5・97と“炎上”した。卒業した上級生に代わる卓越した選手が出てこない。「選手が東都をなめていた。このままでは長く低迷が続くだろう」。監督の頭からは来季への不安が去らない。
 これからは通い慣れた神宮球場ではなく、第二球場が舞台となる。本来は打ちっぱなしゴルフ場で、トランペットなど鳴り物を使った声援も禁止され、試合中でも球場は閑散としている。選手の成績は報道されず、プロはおろか社会人野球への就職も難しくなる。
 試合後のロッカールーム。込み上げる悔しさで、ほとんどの選手が顔を上げることができない。「1部に上がるためには、下を見たらあかんで。今すぐ上を見ろ」。この試合のため臨時コーチとなった内村英二郎(05年法卒)の声が響いた。鈴木監督は「いいときばかりではない。負けたっていいんだ」。先ほどとは打って変わった声で、選手をなだめるようにつぶやいた。
 48年ぶりの全勝優勝から2年半。24度の優勝を誇る伝統部のひとつの時代が終わった。

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