写真ニュース  2006年11月13日 21:52

■駅伝 男女共に好スタート

駅伝のシーズンがやってきた―。本学男子は三大駅伝の一つ第18回出雲全日本大学選抜に出場し、昨年の5位から2位に順位を上げた。本学女子も第12回関東大学対校選手権で過去最高となる3位に入り、男女共に好発進した。

駅伝の第18回出雲全日本大学選抜は10月9日、島根県出雲大社前―出雲ドーム間の6区間全44キロに21チームが出場して行われ、本学は2連覇を果たした東海大と39秒差の2時間8分27秒で2位だった。
 レースは、8位でたすきを受けた2区松藤大輔(商3=千葉・市立船橋高)が区間記録を上回る区間2位の走りで5位に、3区福井誠(同4=同)が3位にそれぞれ順位を上げた。続く4区の阿久津尚二(文理3=栃木・佐野日大高)は、区間賞の快走で2位に浮上させた。しかし5区末吉翔(商4=大阪・清風高)が走り終えた時点で、区間新二つを含め3区間で区間賞を獲得した東海大との差は1分11秒まで開いた。
 6区のダニエル・ギタウ(国際関係1=ケニア・ガル高)は、大会前にライバルの一人に挙げた佐藤悠基(東海大2)を追走。前半からハイペースで入り、従来の区間記録を上回る走りで差を詰めたが及ばなかった。
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4区阿久津(左)が5区末吉へつなぐ

3年生が活躍
 ○…「3年生に助けられた」―。副将の福井が発した言葉が今大会のすべてを語っていた。1区を務めた土橋啓太主将(文理4=福岡・大牟田高)も「自分が一番だめだった」と最上級生が反省する中、2区松藤と4区阿久津の2人の3年生の活躍が、チームに一筋の光明をもたらした。
 小川聡・駅伝監督やチームメートが「成長した」と口をそろえたのが松藤だ。過去2年間の三大駅伝では、選手登録はされたが不出場。だが、大会前の小川監督の「イチオシ」だった。9月24日の記録会では五千メートルで初めて13分台をマーク。福井や阿久津を上回るタイムで、これが松藤に自信をつけた。自らの走りを「勝負弱い」と謙虚に振り返ったものの、区間賞の杉本将友(東海大2)と1秒差で従来の区間記録を5秒上回る走り。少なくとも、スピード区間で通用することをアピールした。
 もう一人の3年生、阿久津は1年生で三大駅伝フル出場と早くから頭角を現し、昨年11月の全日本は7区で区間賞。しかし、今年1月の箱根では当日にメンバー変更される屈辱を味わった。夏合宿で調子を取り戻し、6人のメンバーに入ったが、大会直前は「調子は良くなかった」という。3位でたすきを受けた時点で東洋大を抜いて「2位に上がる」と照準を定め、最低限の仕事を果たすとともに区間賞を獲得。阿久津自身は「去年の福井さんのタイムより遅く、納得いかない」と完全復活とは言えないようだが、松藤とともに「(本来の調子が)戻ってきたのは明るい材料」と小川監督は率直に喜んだ。
 「松藤の成長はうれしい半面、先輩として悔しい」(福井)という4年生の発奮と、3年生の成長とがかみ合えば、今年度の駅伝シーズンは楽しみになる。


 女子駅伝の第12回関東大学対校選手権は10月8日、東京都新宿区の国立競技場神宮外苑周回コースの6区間全34・2キロに18チームが出場して行われ、本学は過去最高の3位となった。上位6校が出場できる第24回全日本大学女子駅伝対校選手権(10月29日、仙台市)に出場する。
 レースは1区の後藤奈津子(国際関係1=埼玉・春日部女子高)が区間賞を獲得する走りを見せトップでたすきを渡したが、2区で8位まで後退。
 しかし、3区のアン・キンゴリ(同=ケニア・ガル高)が区間賞の力走で再び首位に立ち、4区のジェミマ・マイナ(同)、5区の山口紗也加(同2=東京・順天高)がそれぞれ区間2位の走りでトップを守った。アンカーの隅田優美(同2=兵庫・須磨学園高)は城西大Aなどに逆転を許したが、3位を確保した。

夏に得た自信
 ○…「わたしでいいのだろうか」。本学に入学して初めての大舞台。1区を任され、後藤はプレッシャーを感じていた。だが、勝又弘監督からの「順位にこだわらず、いつものように積極的な走りをしてこい」という助言に「やるしかない」と自分を奮い立たせた。
 高校時代は無名に等しく、進学してからも伸び悩んだ。8月、母校の春日部女子高の夏合宿参加が転機となった。高校時代にはできなかった厳しいメニューがこなせるようになっていた。高校時代の倍以上の練習量、腹筋や背筋の補強運動など、大学に入学後の練習が確実に力になっていると実感し、前へと進む自信につながった。山中湖での合宿では、30キロ走を2本走り切り、直前の記録会では三千メートルで自己ベストを更新。自信が結果となって表れ始めた。
 今大会では、エースの岡本伊代(国際関係3=静岡・浜松日体高)の不調で急きょ1区を任された。第2集団について行く作戦をとり、終盤に勝負に出て見事区間賞を獲得。夏に得た自信を実力で証明した。
 競技に集中できない時期もあったが、今は何事にも真剣に取り組んでいる。積極性と重圧に負けない度胸。女子駅伝チームを担う存在になっていくことは間違いない。

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