スポーツニュース  2006年11月11日 19:08

■自転車 全日本大学対抗 前人未到の総合24連覇

 自転車の第62回全日本大学対抗選手権(インカレ)は8月31日から9月3日まで静岡県伊豆市のサイクルスポーツセンターで行われ、本学は総合24連覇を達成した。総合得点では2位の鹿屋体育大に52点差をつける102点を獲得した。

 ケイリンでは鈴木雄一朗(生物資源科4=山梨・付属明誠高)が最終周を10秒88のタイムで優勝し、同種目3連覇を達成。男子スプリントでは屋良朝春(文理4=沖縄・北中城高)が、準決勝で鈴木との同門対決を制し、決勝では昨年の決勝戦と同じ相手、前田義和(鹿屋体育大4)から2レースを先取し同種目連覇を決めた。
 トラック競技の最終種目四千メートル団体追い抜きには矢代慎吾主将(商4=富山・氷見高)、青木康貴(文理4=岐阜・岐南工業高)、小豆畑郁也(経済3=石川高)、川西貴之(文理2=岐南工業高)が出場、序盤からミスのない陣形を組み、相手に6秒差をつけゴール、優勝を決めた。

【その他のトラック競技優勝種目】
▽男子四千メートル個人追い抜き
 川西貴之
▽男子千メートルタイムトライアル
 城幸弘
▽タンデムスプリント
 佐藤博紀・城幸弘

成長への喜び 
○…「よっしゃー」。ゴールラインを誰よりも早く駆け抜けた瞬間、鈴木は雄たけびを上げた。ケイリン3連覇を果たし、チームの総合24連覇を大きく後押しする優勝。目標を達成した喜びとともに、自分がここまで成長できたことに感動を覚えた。
 入学時は個人でインカレで優勝できるとは想像もしていなかった。高校時代は全国大会に出場できれば上出来。「並の選手だった」と振り返る。しかし、本学に入学して鈴木を取り巻く環境は一変した。周りには、今まで出会ったことのないような強力なライバルたちがいた。不安はあったものの「誰にも負けたくない」ただその一心で練習に励んだ。2年生の時、初めて出場したインカレのケイリンで優勝。少しずつ自信を持ち始めた。3年生で同種目を連覇すると自信はさらに深まった。そして、迎えた最後のインカレ。
 レースではライバル視していた川崎大慈(順大4)が、予想に反して先行逃げ切りを図ってきた。常に先行することを考えてレースを進める鈴木にとっては、やりにくい展開。一瞬焦りを感じたが、今まで培ってきた経験を生かして冷静に対応することができた。「少し引いて、最後で勝負すればいい」。最終周を告げる鐘とともに鈴木は一気にスピードを上げた。第一コーナー付近で内側を突き先頭に立つと、その位置を誰にも譲らずゴール。
 レース後「もう思い残すことはない」と満足しきった鈴木の姿があった。高校時代は意識していなかったプロの世界も今では手の届く場所だと思える。「本学に入学したからこそ力をつけられた」。ライバルとしのぎを削り、常に勝利を求められる環境こそが、力の源となった。

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