学術ニュース  2006年11月11日 18:50

■理工 堀田教授に学術賞 超音波にリラックス効果

 風や波など自然音を聞くとリラックスできるのは、超音波が含まれているからだ。超音波のリラックス効果を実験で確認した理工学部の堀田健治教授(海洋環境工学)がこのほど、生態工学会の学術賞を受賞した。

 堀田教授は、自然の音になぜリラックス効果があるのかという観点から研究を始めた。この中で、ヒトの耳には聞こえない超音波に着目。海岸や川辺、林の中で録音した自然音を実験室で20代の男女26人に聞かせたところ、超音波を含む自然音を聞いた被験者の約7割で、リラックスの度合いを示す脳波の一種であるα波が増えたことを確認した。人工的に超音波を除去した音では、こうした効果はみられなかった。
 超音波を含む人工音でもリラックス効果が出たが、超音波成分のみではリラックス効果はなく、風の音など可聴音で注意を引き付けられた場合だけ効果を発揮した。
 堀田教授はまた、6月にミャンマーで行われた第12回海洋科学技術に関する太平洋学会で、同国運輸大臣功労賞を授与された。同学会が東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国で開催されたのは初めてで、昨年まで同学会長を務めていた教授がミャンマーに最新の海洋技術を紹介したことなどが評価された。

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