総合ニュース  2006年08月03日 21:20

■生産工講演会 VSN関口会長  「人生の軸ぶれさせるな」

 技術系アウトソーシング大手、VSN代表取締役会長の関口房朗氏が6月30日、生産工学部津田沼校舎37号館101教室で講演し「自分で定めた軸をぶれさせるな」と独自の人生哲学を語った。同校舎に愛車の高級車で来場し、聴講した学生先着200人に自身の著書を配布するなど大盤振る舞い。さまざまなメディアで紹介される豪快な性格通りの講演となった。

 今回の講演は、石井進学部長と関口氏の間に親交があることから、VSNが提案し実現した。
 津田沼校舎には、関口氏が所有するフェラーリ2台、ランボルギーニ1台、ポルシェ1台、ダイムラー・クライスラー社のマイバッハ1台の計5台を展示。座席を開放し、学生の注目の的となった。フェラーリに乗った学生は「もう一生乗れないと思う。貴重な経験になった」と興奮した様子だった。
 講演開始前から、会場の101教室は大勢の学生で溢れ返り、立ち見で聴講する学生もいた。
 関口氏は起業家人生やものづくり精神に触れ「人生ほどうまく行かないものはない。『何とかなる』ぐらいの気持ちでいれば、何とかなるのが人生」と語った。時には、自身の趣味である競走馬や自動車の話を交え、会場を沸かした。
 講演後の質疑応答では「質問した学生には景品とサイン色紙、そして僕との握手をプレゼントしよう」と提案。数多くの学生が手を挙げ、その中から見事質問できた学生は「お金持ちって感じでした。関口会長みたいになりたい」と話した。

講演要旨
 人生で一番大事なことは「こういう人間になるんだ」という自分が考えている方向、軸をぶれさせないことだと思う。わたしもたくさんの苦しい場面に遭遇してきたが、いつも「自分の軸はぶれていないか」と自問自答してきた。そうすると自然に、目指すものに関連した本や雑誌を読み、さまざまな経験を積み、だんだんと自分が近づきたい夢が見えてくる。時にわたしは周りから「考えていることと全然違うことをしているじゃないか」と批判されることもあったが、必ず同じ方向に戻る努力をしてきた。今があるのは、それを続けてきたからだと思う。そして、これからも続けていき、もっと自分を発展、改善していきたい。
 ものを作る上で大事なことは、一流品を見て、触れること。その経験から得られた知識を基に勉強すると、自分の力になりやすい。「環境が一流なら、育つ力も一流に近づく」ことを自分の経験から学び、今の会社で実践している。若い人たちには、自分自身で良い環境を選ぶ能力を身に付けてほしい。そして「ものづくりとは人づくりから始まる」ということを覚えていてほしい。
 今まで、団塊の世代の人たちが日本をリードしてきたが、これからは皆さんが日本を引っ張って行かなければいけない。21世紀の基礎をつくっていく人材になって、常に国を愛する心と明日を夢見る心を忘れないでほしい。今後の活躍を期待しています。

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