スポーツニュース  2006年08月03日 20:24

■レスリング 松本、高塚が世界へ 全日本選抜でともに初優勝

 中国の広州で9月に行われるレスリングの世界選手権への出場権を懸けた、明治乳業杯全日本選抜選手権が6月3、4日に東京の代々木第2体育館で行われた。フリースタイル84キロ級に出場した松本真也主将(文理4=京都・網野高)と同60キロ級の高塚紀行(同3=茨城・霞ヶ浦高)がそれぞれ初優勝し、世界選手権出場を決めた。

 松本は準決勝で昨年の覇者、山本悟(岡山・鳥城高教諭)と対戦し、第2ピリオド40秒でフォール勝ち。決勝では、5月のリーグ戦で敗れた磯川孝生(拓大4)にフォール勝ちし、昨年12月に行われた天皇杯に続く2冠を達成した。高塚は、決勝で本学OBの太田亮介(1996年理工卒=警視庁第六機動隊)と対戦し、2―0で破った。天皇杯王者の湯元健一(日体大4)とのプレーオフは、第1ピリオドを先取されたが、第2、3ピリオドを立て続けに奪い、2―1で勝った。
 富山英明監督の話 松本は主将になったことで精神的に強くなった。高塚は思いっきりいけたことが良かった。2人とも力を出し切った。

宿敵倒し代表入り 
○…松本の前には、それまでに一度も勝ったことのない山本が立ちはだかった。昨年のこの大会の決勝でも山本に敗れ、世界選手権の出場を逃している。天皇杯では対戦せず優勝していただけに「山本さんに勝たないと真の日本一とは言えない」。と、気合十分で試合に臨んだ。もちろん、チームの仲間には優勝を宣言した。迎えた準決勝。山本との第1ピリオドを先取されたことで、逆に気持ちが吹っ切れた。「苦手意識」は完全に無くなっていた。第2ピリオド、果敢に攻め続ける松本は得意の高速タックルで相手を倒し、そのままフォールした。決勝ではライバルの磯川と対戦。リーグ戦では敗れていたが「負けたけれど恐怖心はなかった」。思い切って試合に臨み、第2ピリオド1分22秒で相手のタックルを返し上に乗る形でフォール勝ちした。「リベンジできた」と、最高の形で借りを返した。
 一方、高塚は、天皇杯で敗れた湯元とのプレーオフでリベンジを誓っていた。今年2、3月の海外遠征で、すべて湯元より上の成績を残してきた。その自信を胸に各階級一枚の世界選手権への切符を懸け「絶対に負けない」と臨み、最後まで闘争心は途絶えることはなかった。そして、プレーオフでは、最終スコア2―1で勝ち、高々と両腕を上げガッツポーズを決め、初のタイトル獲得の重みをかみ締めた。
 9月の世界選手権に向け高塚が「メダルを取りたい」と言えば、松本も「優勝したい」と宣言。2人の視線はすでに世界を向いている。

トラックバック・著作権・リンクについて
トラックバックURL

この記事のトラックバックURL:

このサイト内における全ての文章・画像・図表等の著作権は日本大学新聞社に帰属します
Copyright (C) NIHON UNIV. PRESS All Rights Reserved.