スポーツニュース  2006年05月26日 19:40

■レスリングアジア選手権 松川アジア王者に 決勝でもストレート勝ち

 レスリングのアジア選手権は4月6日から9日までカザフスタンのアルマトイで行われ、日本代表として女子55キロ級に出場した松川知華子(芸術4=富山第一高)が優勝した。日本女子勢は5階級で優勝を飾った。

 昨年の全日本選手権2位の松川は、今回初めて全日本代表となった。1回戦は北朝鮮選手を相手に、第1ピリオドを先取し、第2ピリオド32秒でフォール勝ち。2回戦は、地元カザフスタンの選手を第1ピリオド3―0、第2ピリオド4―2で圧倒した。
 準決勝の前半、あわやフォール負けの苦境に立ったが、第2ピリオド1分10秒でフォール勝ち。決勝では中国のリゥ・ハイシンと対戦し、最終スコア2―0のストレート勝ちを収めた。

強気な姿勢で
 ○…国際大会ということもあって緊張が途切れることがなかった。苦しい練習を思い出しながら「これだけ練習したから大丈夫」と言い聞かせた。いつも通り左足からレスリングシューズを履き「願掛け」をした。「最後まであきらめるな」という浜口平吾(アニマル浜口)監督の言葉を思い出した。「守りに入ったらポイントを取られる。自分から技を仕掛け、攻めの姿勢を貫ぬこう」と覚悟を決め、試合に臨んだ。
 第1試合は「北朝鮮の選手というだけで緊張した」。第1ピリオドを2―0で先取したが、重圧からなのか思うように体が動かない。相手は小柄ながら力もあった。「気持ちで負けたら駄目」と必死に攻め続け、第2ピリオド32秒でフォール勝ちした。
 決勝戦の相手は「ぎりぎりで勝てた」と振り返るほど、力のある中国人選手だった。攻めの姿勢を崩さない松川は前半、タックルからバックを取って1点先取。第2ピリオドも1―0で相手を下し、見事優勝を勝ち取った。「あぁ、勝ったんだ」。優勝の瞬間、張り詰めていた緊張から解放された。
 勝利の余韻に浸っている暇はない。5月20日から名古屋で開かれたワールドカップの55キロ級日本代表に選ばれ、6月には世界学生選手権に参加する。「持っているものをすべて出し切る。そうすれば結果はついてくる」
 アジアは制した。次は世界の頂点へ動きだす。

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