総合ニュース  2006年05月20日 19:27

■フォトジャーナリスト大石さん講演 「戦場の光景が撮影テーマに」

 本学生涯学習センター(センター長=小嶋勝衛総長)の春季公開講座特別記念講演会が4月26日、日本大学カザルスホールで開かれ、フォトジャーナリストの大石芳野さん(1967年芸術卒)が「レンズを通して見たこと考えたこと~写真をまじえて世界各地での体験を語る~」をテーマに講演した。

 講演会には小嶋総長、沼野輝彦副総長(法学部長)、大竹繁雄副総長(松戸歯学部長)をはじめ、本学生や地域住民ら約370人が来場した。講演に先立ち小嶋総長が「高齢になっても高度な教育を受けられるということは素晴らしいこと。倫理観の欠如が老若関係なく見られる今、社会を見極める力を育成してほしい」とあいさつ。同センターの本橋光明課長が、語学や政治など7分野20講座ある春季公開講座の内容を紹介した。
 大石さんは、学生時代にベトナム戦争真っただ中のベトナムを訪れた経験に触れ「目の当たりにした悲惨な戦場と人々の姿に衝撃を受けた。子どもも大人も無表情で、にこやかな笑顔は見られなかった。そのときから、わたしの写真のテーマは『戦争に惑わされる人々』になった」と話した。
 その後、大石さんが81年から2005年まで、アフガニスタンやカンボジアなどで撮影した写真をスライド上映し、一枚一枚について説明と感想を語った。
 おおいし よしの フォトジャーナリスト。1943年5月28日、東京都生まれ。67年芸術学部写真学科卒。主要作品は「コソボ 破壊の果てに」(2002年、講談社)「子ども 戦世のなかで」(05年、藤原書店)など。01年には「ベトナム凛と」(00年、講談社)が毎日新聞社主催の第20回土門拳賞に選ばれるなど受賞多数。

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