学術ニュース  2005年12月19日 15:47

■3学部でシンポジウム開催

理工・文化遺産保護について
 理工学部は11月26日、12月5日に、同学部駿河台校舎で「アジアにおける文化遺産の情報集積と公開」をテーマにシンポジウムを開催した。これは2001年度文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業に選定された「文化遺産保護・修復プロジェクト」の一環。また、11月21日から26日まで同学部CSTホールオープンスペースで、同シンポジウムの内容に沿った写真などが展示された。

 初日の第1シンポジウムでは、アンコール遺跡国際調査団アンコール・ワット修復委員長を務める同学部の片桐正夫教授(建築史)が「アジアの国々が文化の面でうまく交流できていない」と現状を報告した。その後、片桐教授と共同で研究している、アンコール遺跡国際調査団長で上智大学の石澤良昭学長が「東南アジアの文化遺産を科学する」をテーマに基調講演。また、片桐教授ら5人による調査報告に基づき「アジア諸国における遺産の保存・活用について」をテーマにパネルディスカッションを行った。

国際関係・アジア経済問題を討論
 国際関係学部国際関係研究所は11月21、22日に、国際シンポジウム「アジア太平洋地域の経済連携―現状と展望―」を同学部15号館多目的教室で開催した。同学部の教授が参加したほか、米国、オーストラリア、中国、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ニュージーランドの8カ国から有識者を招いて行われ、学生や一般来場者ら合わせて1673人が来場した。

 同シンポジウムはアジア経済の現状と課題を中心に「自由貿易協定の光と陰」「多文化主義と経済協力」など三つのセッションに分けて行った。各国から招かれた大学教授や銀行コミッショナーなど経済の専門家が研究報告、討論を行った。

 第3セッションではパネルディスカッションが行われ、自由貿易協定(FTA)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、世界貿易機関(WTO)の課題、経済発展の裏にある経済格差などの問題点が話題に挙がった。

 ニュージーランド・カンタベリー大学のアレクザンダー・タン準教授はFTA提携にあたってのコストや貿易協定の持つ可能性について話した。

生物資源科・3カ国の研究者招く
 生物資源科学部は11月11日に、同学部大講堂で「人獣共通感染症の現状とその対策」について公開国際シンポジウムを開催した。文部科学省の2004年度学術フロンティア推進事業に選定された研究プロジェクト「人獣共通感染症のサーベイランスと制御」の一環。

 米国、フランス、ブラジルから人獣共通感染症の最先端の研究をしている研究者らが招かれたほか、研究プロジェクトに参加している本学の教員による講演が行われた。

 研究組織代表を務める酒井健夫学部長(獣医衛生学)は「本研究プロジェクトを進めていくことで、人獣共通感染症の迅速な診断や治療、予防法などを開発し、動物の生産と福祉に寄与したい」と語った。

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