学術ニュース 2005年12月19日 15:37
■松戸歯・虫歯リスク検査キット開発に協力
松戸歯学部の山本正文教授(医学)を代表とする研究グループが開発した抗体精製技術を生かした虫歯リスク検査キット「オーラルテスター ミュータンス」が今年4月に発売され、現在同学部内の付属歯科病院などで使用されている。
同キットは虫歯の原因となるミュータンス菌が口内にどのくらいセン在しているかを診断し、虫歯のなりやすさを4段階で判定する。採取した唾液(だえき)を試薬と混合し、反応した試薬の色で菌のセン在量を識別。判定に必要な量の唾液が採取できない乳幼児はブラッシングで取れるプラークを使って「多い」「少ない」の2段階で判定が可能だ。
従来の検査キットだと判定に約4日間必要だったが「オーラルテスター ミュータンス」だと20分程度で判定でき、患者の来院の負担が大幅に軽減される。標準価格は7500円。一般販売はされておらず、医療機関を通して検査を受けられる。
2001年に文部科学省のベンチャー研究開発拠点整備事業に選定された「う触(虫歯)ハイリスク者の迅速検出システム及び安全なう触原因菌駆逐システムの開発と実用化プロジェクト」の一環として、歯科医療用器材などを扱うトクヤマデンタルと提携して開発された。
山本教授は「検査をして虫歯になる危険度を知り、生活習慣の見直しなど虫歯予防の意識を高めてほしい」と話した。
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