総合ニュース  2005年12月19日 14:53

■文理 約440点の資料を展示 日本初公開写真など最大規模

 文理学部主催の「地図と写真で見る日本の空襲~きく・まなぶ・つたえる」展が12月4日から、同学部百周年記念館と図書館展示ホールで始まった。

 戦時中に空襲を受けた東京、広島、長崎などの被災状況を記録した米軍の写真などを含む約440点の地図、資料が展示されている。いずれも、日本地図センターなどの協力で日本初公開。

 終戦60年の今年、さまざまな形で「戦争」を振り返る動きがあったが、同学部は「一切のイデオロギーを排除し、すべての戦死者を追悼する思いを込めた」企画であることを強調している。24日まで、午前10時―午後5時(土日開催、24日は午後4時まで)。

 同展では米国立公文書館が提供した終戦1、2年前の日本の主要都市(仙台から長崎まで)14カ所の航空写真と、日本地図センターと国土地理院提供の同年代の地形図などを比較して見ることができる。

 米国の航空写真は5千分の1の縮尺のものが多く、一つ一つの建造物が目視できるほど精細。また、東京大空襲で米空軍が爆撃中の写真や、広島と長崎の原爆被災前後の状況が分かる写真も展示されている。

 大ホールのフロア(縦38メートル×横50メートル)には、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星ランドサットから撮影した縦1・2メートル、横6メートルの写真252枚を敷き詰め、戦時中の日本軍の中国大陸や東南アジア、太平洋各地への進攻状況を示す地図を制作した。さらに、全体を透明なビニールシートで覆い、写真の上を歩いて見られるようにした。これほど大きな衛星写真の画像が展示されるのは極めて珍しいという。

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