スポーツニュース  2005年12月19日 14:50

■重量挙げ 全日本大学対抗 6階級中、3階級を制覇

 重量挙げの全日本大学対抗選手権は11月19、20日に、神奈川・磯子スポーツセンターで行われ、本学は出場6階級中3階級を制し、2年ぶり団体戦総合優勝を果たした。

▽56キロ級
(5)大城隆三

▽62キロ級
(1)上地克彦

▽69キロ級
(2)坂祐哉

▽77キロ級
(1)仲程忠史

▽105キロ級
(2)高橋俊郎
(3)渡辺勇人

▽105キロ超級
(1)葛葉崇博
(4)寺島啓史

コーチの言葉

 ○…優勝への望みが託された105キロ超級。スナッチでジュニア日本記録を持つ葛葉崇博(文理3=北海道・札幌琴似工高)は、同競技でまさかの2位に終わった。「次のクリーン&ジャークで個人2位以上を取らなければ、総合優勝はできない」。葛葉の意識の中にはそれしかなかった。

 しかし、その意識が重圧となり、クリーン&ジャーク1回目、185キロを失敗。「成功させなくては」と焦りが先行し、2回目も失敗した。葛葉は仲間のアドバイスも耳に入らないほど周りが見えなくなっていた。

 そのとき、大湾朝二コーチが葛葉の背中をたたき「練習を思い出せ。いつも通り持ち上げてこい」と励ました。その言葉に「練習と同じようにやればいいんだ。毎日繰り返してきたことだ」と冷静さを取り戻した。

 3回目に186キロを志願し、自らを追い込んだ。さらに活を入れるように「ヨッシャー」と叫び、試技場に立った。バーを持ち、深呼吸すると「大丈夫」と自分に言い聞かせた。まず肩まで乗せ、息を整えると全身の力を込め、頭上に持ち上げた。2、3歩よろめいたが、腕はしっかりと重量を受け止めた。個人優勝と団体総合優勝が決まった瞬間だった。

 競技終了後、すぐに仲間の方へ駆け出し、喜びを分かち合った。「全く自分が見えてなかった。コーチの言葉がなければ、ダメになっていた」と振り返った。その顔は優勝できたことに安心した表情を浮かべていた。

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