学術ニュース  2005年11月21日 12:55

■国際関係 国連デー2005開催

 国際関係学部国際交流学科は10月24日、国連が創設された国連デーにちなんで「国連デー2005」を同学部15号館で開催した。今年は国連創立60周年にあたり、学生に国際協力について考えてもらうことを目的に行われた。

 午前の部では国連児童基金(ユニセフ)駐日事務所のプログラム・コーディネーター勝間靖氏が「ミレニアム開発目標に向けた国連の活動」について講演。「普遍的初等教育の達成」「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延(まんえん)防止」など8項目から成るミレニアム開発目標について説明。さらにアフガニスタンでの教育支援活動についても紹介し、地雷を撤去して安全な学習スペースを確保しなければいけないこと、教師の育成や物資の支援といった草の根活動を支援することが大切であると話した。

 午後の部では金谷尚知教授(国際地域開発・NGO、NPO論)の司会によるパネルディスカッションが行われ、黒川祐次教授(国際関係論)ら4人のパネリストが国際協力機構(JICA)、非政府組織(NGO)、国際協力コンサルタント、外務省などの多様な視点から国際協力をテーマに討議した。JICA・中部国際センターの友成晋也氏は青年海外協力隊の活動を紹介。村おこしを行う村落開発普及員の活動は「特殊な技術ではなく、やる気と情熱があれば可能」と話した。また本学から694人の青年海外協力隊員が途上国に派遣されていることを報告し「広く柔軟に考えれば、皆さんが取り組める国際協力はたくさんある」と話した。

 NGO・インターバンドの松浦香恵氏は現在の取り組みとして選挙監視活動、小型武器削減活動、除隊兵士の支援を挙げた。「現地の人が自ら継続させられる国際協力とは何か」という質問に対し「彼らが、豊かさとは何かを描けていないのが問題。自分たちの持つリソース、地域の財産、家族の価値についてもう一度考えてもらう必要がある」と答えた。

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